対面型トレーニング
化学工学と物理化学をベースに、プロセス開発とプラント運転で直面する課題を題材にプロセス構築能力を養うためのトレーニングを提供しています。PreFEED社では、生産技術分野の検討能力を育成するために、検討に必要なスキルを以下のようなガイドラインに従ってレベル分けを行っています。
コース選択ガイドライン
<基礎的な検討> | <応用力が必要な検討> | |
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入社後3年目までには 実施できることが望ましい内容 |
入社後10年目までには 実施できることが望ましい内容 |
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熱交換器 | プラント内の熱交換器の伝熱係数の実測と汚れ係数の推定 | 既存装置の組み合わせ変更や、新規熱交換器の追加により、目標とするバッチ昇温速度を達成するための条件を決定する。 |
乾燥装置 | 直接加熱乾燥機(流動層、スプレー、気流式)の出口湿度を計算し、製品水分への影響を検討する。 | 装置の放熱を慮して、出口温度・湿度を目標に合わせるための乾燥条件を決定する。 |
反応器 | 発熱量と反応速度がわかっている時に、除熱負荷を計算し必要なジャケット温度を求める。 | 反応温度を一定とするためのジャケット温度がベンチでわかった時に、スケールアップした時にジャケット温度をどのように制御したら良いかを決定する。 |
反応解析 | 1次反応を仮定して、アレニウス式で温度依存性を解析する。 | 反応実績データから律速段階を調べ、反応律速であれば改善に必要な触媒量を決定し、物質移動律速であれば装置の改造ポイントを決定する。 |
シミュレータ | 既に準備されているAspenPLUSファイルを修正して必要なスタディを行う。 | 検討に必要な物性データを収集・評価し、プラント蒸留塔の理論段数検定を行い、分離性能改善のためのポイントを決定する。 |
暴走反応 | DSC, ARCデータから反応自体の危険性を判断する。 | ARCや断熱反応データを解析し、反応自体の危険性から、操作条件の改善ポイントを決定する。 |
基礎教育範囲中級教育範囲
- オンサイトコース=10人単位でお申し込みいただき、ご指定の場所でトレーニングを実施します。
- パブリックコース=東京地区で不定期に開催しています。募集は弊社ホームページに掲載します。
各コース詳細
<基礎教育コース> | ||
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工業化学と化学工業入門 | 2日間 | |
化学工学エッセンス | 6日間 | |
データ解析とモデリングの基礎 | ||
<中級教育コース> | ||
第1分野: 応用コース受講のための基礎 |
CM01:データ解析と化学工学計算 最適化・二点境界値問題・偏微分方程式 | 2日間 |
CM02:反応速度解析の基本 | 2日間 | |
第2分野: 単位操作 【全6日間】 |
UO01:調湿計算とスプレー乾燥 | 1日間 |
UO02:バッチと連続蒸発操作 | 1日間 | |
UO03:多重効用缶蒸発と省エネルギー | 1日間 | |
UO04:液液抽出:作図と方程式解法 | 1日間 | |
UO05:バッチ晶析とΔL則 | 1日間 | |
UO06:バッチと連続カラム吸着 | 1日間 | |
第3分野: 反応工学 【全5.5日間】 |
RE01:暴走反応解析 | 1日間 |
RE02:脱ガス反応解析と思考実験 | 1日間 | |
RE03:異相系反応と律速段階 | 1日間 | |
RE04:乳化共重合 | 1日間 | |
RE05:ファインケミカルの合成 | 1日間 | |
RE06:連続反応の安定性と制御 | 0.5日間 | |
第4分野: 化学工学基盤分野 【全10日間】 |
FM01:動的シミュレーションの基礎 | 1日間 |
FM02:プロセス検討のモデリング技術 | 2日間 | |
FM03:バッチ操作と連続操作の検討 | 3日間 | |
FM04:相平衡の基礎と応用 | 2日間 | |
FM05:輸送現象論と立式 | 2日間 | |
第5分野: プロセスシミュレータ 【全9日間】 |
AP01:シミュレータ:実践的基本演習 | 3日間 |
AP02:シミュレータ:物性パラメータの影響と相平衡計算 | 2日間 | |
AP03:シミュレータ:蒸留基礎&応用蒸留 | 4日間 | |
<上級教育コース> | ||
プロセス構築演習 A方式 | 4〜5ヶ月 | |
プロセス構築演習 B方式 | 3日間 |