「実践モデリング−乾燥・抽出・暴走反応」
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現象を解析してスケールアップ検討、条件改善、安全評価を定量的に行うにはモデリングが有効です。モデリングは、定常状態の蒸留であればプロセスシミュレータ、比較的簡単な現象であればExcelが便利ですが、プラント内にはシミュレータでもExcelでも十分な検討が難しい操作や現象が多数存在します。
今回は多くのプラントで問題となるが教科書に記述の少ない分野を選んでExcel,EQUATRAN(株式会社オメガシミュレーション)を用いた講習を行います。
石油化学・ファインケミカル分野で開発・生産技術・製造・設計部門に所属する若手エンジニアを対象とし応用可能な基本スキルを2日間で学ぶものです。
【概要】
乾燥:スプレードライヤーを対象として、放熱などの効果も含め入口空気から排風までの熱的モデルを作成しスケールアップ効果などを検討します。湿度図表の読み方は事前に勉強しておいてください。
抽出:シミュレータの液液抽出計算はNRTLなどの活量係数モデル使用が一般的ですが実際のタイラインが合わないという問題点があります。今回新たにタイラインの相関式を用いることで多段抽出計算精度を改善するモデルを検討します。三角線図と液液平衡の作図について事前に勉強しておいてください。
暴走反応:通常の反応器設計ではいくつかの反応をモルベースでモデル化しますが、暴走反応が起こった時には反応自体が不明になることからモルベースの反応式が記述できないということがあります。暴走反応解析で良く用いられる、断熱反応の温度挙動のみから速度解析を行う手法を演習します。非定常モデルになるので1次反応についての微分方程式を事前に勉強しておいてください。
- 日時
- 2018年3月7日(水)・8日(木)9:30〜16:30
- 会場
- 東京神田 学士会館
- 講師
- 熊谷善夫
- 定員
- 15名様
- 参加費
- お一人様 108,000円(消費税込)
- その他
- ・USBドライブ付きのパソコン(2007年版以上のExcelでソルバーとデータ解析がインストールされているもの※)と事前にお送りする講習テキストをご持参下さい。
※Apple社パソコンの表計算ソフトは必要な機能が揃っていないことが多いのでWindowsパソコンをお持ち下さい。
・当日EQUATRANをインストールしますのでインストール可能な権限を持ったパソコンをお持ちください。事前インストールを希望される場合は講習2週間前までにご連絡ください。
受講申し込み・お問い合わせ
下記ボタンからメールを起動させ、会社名、所属、ご連絡先(電話番号、Eメール)、お名前を明記してお送りください。
お申し込み後のキャンセルはできません。ご出席できない場合は代理の方の受講をお願いします。